
建物には、構造材、造作材、内装材等、様々な木材や建材が使われています。
最近では、企業の利益重視から、安価な輸入材を使った新建材という人工的に生産された建材を使う建物が多く普及する時代になり、その事が現在の住宅寿命の短命化や無駄なメンテナンス費用の発生を強いられ、更には 新建材による様々なアレルギーリスクが高くなりつつあります。
創業以来約80年 新築から築280年の古民家の再生まで、様々な住宅と
関りを持ってきた大工職人の経験から、住宅に使用する様々な材料は
時代が変化しても無くなることがなく、劣化に強いサスティナブル(持続可能)
な素材選びが一番重要だと考えます。
また、天然木、漆喰、シラス、紙等には素材そのものに特徴や機能性があり、
その性質は年月を経ても変わることがありません。 機械的に住環境を調えるのではなく、素材の持つ性質をフルに生かすことで、メンテナンス費用を 抑制しオーガニックで安心 安全の省エネな暮らしにも 繋がってくるものと考えています。